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Tuvラインランド2号より抜粋 (2012/2/27)
ISO 50001 エネルギー
マネジメントシステム
全世界の民間・公共機関、すべての産業
分野で、エネルギー問題への対応が求め
られています。2011 年6 月発行の、ISO
50001 Energy Management System(EnMS)
は、エネルギー管理の枠組みを定めており、
エネルギー消費に大きな影響を及ぼすもの
と考えられています。
日本では昨年電気事業法27 条による電気
使用制限令が発動されました。本年2012
年は、「企業向け電気料金値上げ」、「原発
稼動の是非問題」などが話題になっていま
す。世界経済の減速、円高、コスト増加対
処、エネルギーをめぐる諸事情は今後もめ
まぐるしく変化することが予測されます。こ
の変化に対応するためには、エネルギーをマネジメントシステムの中で位置づけ、経営そのものとして、経営
者層の責任とする考えが重要になってきています。
ISO 50001 は、エネルギー消費とエネルギー政策に焦点を当てたマネジメントシステムの基本的要求事項を
定めた国際規格です。事業者のエネルギー消費データの明確化と消費やコスト削減の基盤整備を求めてい
ます。
テュフ ラインランド ジャパンはこの認証サービスを開始しており、「エネルギーマネジメントシステム ISO
50001 入門セミナー」を無料で開催しています。本セミナーは、EnMS 導入・構築の推進メンバー、EnMS 構
築を検討している企業、組織のエネルギーパフォーマンスの向上や、海外企業を含む取引条件達成を目指
す方々を対象にしています。2 月3 日、新横浜で開催されたセミナーは、質問や意見が多く出され、活気に満
ちたものとなりました。引き続き、3 月2 日(大阪)、5 月5 日(浜松)で開催予定です。
テュフ ラインランドは実績が豊富です。認証機関として体制を構築し、2010 年11 月にDAkkS(ドイツ認定評
議会)よりISO 50001 の前身である欧州規格EN 160001 の認定を取得し、2011 年12 月にISO 50001 そのも
のの認定を取得しております。すでに欧州で、製造業を中心に、EN 16001 の認証について38 件、ISO
50001 については12 件の認証実績があります。なお日本国内の企業の認証取得状況は、2012 年1 月現在
8 件ほどですが、12 月にアジアのある大手電機メーカーが取得を公開し、規格の理解と普及への期待が高まっ
ています。
改正省エネ法との相違などは、“tuv.communication”2011 年第10 号を参照ください。
http://www.tuv.com/media/japan/newsevent/tuvcommunication/201010.pdf
過去のISO関連ニュースについては以下よりご覧ください
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