ISOコンサルタント:トップ > ISO9001取得支援 > ISO9001認証取得のメリット
ISO9001が日本に導入されるようになったのは1990年代で、主に大企業による国際受注の為の通行手形の意味で取得されたと言っても過言ではないでしょう。本格的に普及したのは国土交通省が土木建築業を中心に「ISO9001認証取得」を入札条件に組み入れたことです。当時のISO9001の最大の取得メリットは、同様に「入札に参加できる」という事でした。しかし、ISO9001:2000が発行され、規格が大幅に改定、精査されたことにより、大企業が下請けに対して「取引条件」として認証を要求するようになり、様々な業界で認証取得が行われることになります。ISO9001の最大のメリットは、利益を追求する仕組み=顧客満足度を追求する仕組みが構築できる事です。現在では5万社を超える企業が認証し「差別化」は難しい状況ですが、以下のようななメリットを享受することになります。
ISO9001は、端的にいえば「顧客満足を実現するためのシステム」です。あらゆる業種・規模の企業で導入することができ、継続的に改善することにより顧客満足の向上を実現していくことで企業の成長を促します。
顧客に支持されるために必要な業務改革のマネジメント・ツールとして、ISO9001をそれぞれの企業等に合った形で導入できます。継続的に運用することで企業の求める業務改革の実現が図れます。
従業員の意識を顧客志向に転換する有効な手段となります。ISO9001は、毎年、第三者によるサーベイランス(定期監査)があり、従業員への意識改革の徹底も図り易くなります。
業務の見直しと標準化を実現します。また、組織内のコミュニケーションを活発化させ業務効率が上がり、その結果、無駄な業務の排除、要員の効率的活用が可能となり、コストダウンが図れます。
品質マネジメントシステム(QMS)を構築することにより、対外的な信用を獲得することができます。QMSを第三者が承認する事により、さまざまな取引条件をクリアすることができます。
継続した顧客重視の施策を実行するために「内部監査」・「外部による監査」等の監査制度があります。維持審査は最低1年に1回行われ、こうした第三者による監査により継続的改善のシステムを維持しやすくなります。
実際にTPSでISO9001を導入されたお客様の声(メリット)は以下の通りです。
会社で決めたルールを全員で守ろうとするようになった。
取引先の信頼が増し、売り上げアップにつながった。
整理整頓に取り組むようになり、事務所や工場がきれいになった。
衝突しがちだった部署同士が、取得のために協力し合うようになり、業務もスムーズに行えるようになった。
社内での責任の所在が明確に解るようになり、速やかに問題解決に取り組めるようになった。
内部監査制度のおかげで、問題点が経営トップまで上がるようになった。
報告・相談・連絡が徹底するようになった。
社内の書類整備の結果、書類自体の量が減少し、管理しやすくなった。
全社員が経営者の視点で考える様になり、分析力がつき、自社の問題点が解るようになってきた。
問題が発生した場合でも、単に「トラブル」として捉えるだけでなく、再発防止を考える様になった。
自ら考え、分析し、行動する事によって、若い社員が自信を持って仕事に取り組むようになった。
日本のISO取得企業でよく耳にするのは「書類が増えて大変だ」というデメリット的な事です。そこで考えなければならない事は「増えた結果どうなったか?」という事です。利益はアップしていますか?業務の全体量は増えていませんか?という検証が必要になります。良く、コンサル会社のホームページを拝見すると「当社のマニュアルはこれだけ薄い」とか、アピールしているのをみかけます。そこで考えていただきたいのが「薄く、シンプル、コンパクト」に認証取得できたのはいいが、取得後の「効果」はどうなっているのか?という事です。書類が増えて、業務を圧迫して、人件費がかさみ、利益を減少させたでは大失敗ですね。しかし、書類は増えたが、業務はスムーズになり利益が倍増したとなればどうでしょうか?それがTPSの「プロフィットISO」で求める事です。
TPSは「「薄く、シンプル、コンパクト」プラス、企業に合致した「会社を成長させる」ISOを提案いたします。認証取得だけに焦点を絞ると上のような考えに陥り易いのが現実です。企業に本当に必要な仕組みを構築する為には認証取得後いかに運用効果を高めるような仕組み作りに真剣に取り組むかが重要なポイントとなります。
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