ISOコンサルタント:トップ > ISO認証取得の流れ
ISOを取得する際、まず企業は最初に認証取得する規格を明確にする事からはじめます。
自発的に認証取得を希望する場合はどのよう効果を期待するのかにより規格を絞り込んでいきます。
・会社のルールを見直し基盤となる仕組みを作り、効果的に業務を実施したい=「ISO9001」
・省エネ、コストダウンを図り、環境保全をアピールしたい=「ISO14001」
・会社を情報漏洩のリスクから守りたい=「ISO27001」「プライバシーマーク」
取引先からの要望や入札条件に組み入れられた場合は「ISO」や「品質」だけでは判別できません。必ず先方の担当者に規格名を確認しましょう。
取得する規格が決定したら、情報収集やキックオフまでの作業担当者もしくは管理責任者を選出します。コンサルティング会社を入れるか入れないかも含め作業担当者は様々な情報を入手する必要があります。
コンサルティング会社を利用する場合は、複数社からコスト、サービス内容などの話を聞き、最終的に貴社のニーズを満たしたコンサル会社を選定し契約します。
ISOを取得するにあたりプロジェクトチームを発足します。年齢、役職を問わず、各部署から1名選出し構成するのが望ましいのですが、目安として全社員の10%程度の人員を確保すると良いでしょう。次に、取りまとめ役及び総合窓口となる「管理責任者」を任命します。管理責任者は作業担当者がそのまま担当するのが良いかもしれません。
プロジェクトチームを中心に規格要求事項に基づくマネジメントシステムを構築及び運用します。
ISOの審査登録機関は国内に外資系も含め50社以上も存在します。その中から、実績、コスト、サービス、安定性を加味しながら貴社のニーズを満たした審査登録機関と契約します。
審査登録機関より、ステージ1審査及びステージ2審査を受審します。受審後の不適合が是正されると、審査登録機関よりISO判定委員会に推薦され、ISO認証取得となります。認証取得後は1年に1回(もしくは2回)のサーベランス(定期監査)が実施され、3年後に更新審査が行われ、その後はその繰り返しとなります。