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MRA
相互承認協定(Mutual Recognition Arrangementの略称)の事。輸出国側と輸入国側がその評価結果に対して輸入国内で実施した適合性評価と同等の保証を与え、受け入れることを取り決めた協定。
【参考:JABより】
特定機器に係る適合性評価手続の結果の外国との相互承認の実施に関する法律(平成13年 7月11日法律第111号、以下「MRA 法」という。)は、相互承認に関する日本国と欧州共同体との間の協定(平成13年 4月 4日署名、平成14年 1月 1日発効、以下「日欧協定」という。)、新たな時代における経済上の連携に関する日本国とシンガポール共和国との間の協定(平成14年 1月13日署名、平成14年11月30日発効、以下「日シ協定」という。)及び適合性評価手続の結果の相互承認の実施に関する日本国とアメリカ合衆国との 間の協定(平成19年 2月16日署名、平成20年 1月 1日発効、以下「日米協定」という。)の適格な実施を確保するため、国外適合性評価事業の実施に必要な事項を定めています。
日欧協定は、(1)通信端末機器及び無線機器、(2)電気製品、(3)化学品、(4)医薬品の4分野にわたりますが、MRA法ではこのうちの(1) 通信端末機器及び無線機器、並びに(2)電気製品 の2分野の相互承認に必要な事項を定めています。日シ協定はその第6章に当たる第45条から第57条において、(1)通信端末機器及び無線機器、並びに (2)電気製品 の2分野の相互承認に必要な事項を定めています。日米協定は通信端末機器及び無線機器について相互承認に必要な事項を定めています。
相互承認では、各々自国の適合性評価機関を日欧、日シ又は日米の合同委員会に登録し、登録された適合性評価機関が行う適合性評価結果を相手国が受け 入れます。従って、本法の実施の結果、製品の輸入国は、製品の輸入にあたって輸出国で行われた適合性評価結果をそのまま受け入れるため、製品の輸入後に改 めて試験等の適合性評価を行う必要がなくなり、日欧、日シ及び日米間の輸出入の円滑化に資することができます。
JCSS
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)の適合性認定分野を担当している認定センター(IAjapan)が運営する制度。Japan Calibration Service Systemの略称で、計量法に基づく校正事業者登録制度のこと。国際標準化機構及び国際電気標準会議が定めた校正機関に関する基準(ISO/IEC 17025)の要求事項に適合しているかどうか審査を行い、校正事業者を登録する。
JNLA
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)の適合性認定分野を担当している認定センター(IAjapan)が運営する制度。Japan National Laboratory Accreditation Systemの略称で、JIS法に基づく試験事業者登録制度のこと。国際標準化機構及び国際電気標準会議が定めた試験所に関する基準(ISO/IEC 17025)の要求事項に適合しているかどうか審査を行い試験事業者を登録する。
APLAC
アジア太平洋試験所認定協力機構(Asia Pacific Laboratory Accreditation Cooperation)の略称で、APEC域内の国(18)の認定機関の協力組織。
ILAC
国際試験所認定協力機構(International Laboratory Accreditaton Cooperation)の略称で、試験所・検査機関を認定する
機関の国際的組織。
EA
欧州認定機関協力機構(European Cooperation for Accreditation)の略。EAL(欧州試験所認定強力機構:ISO17025の審査を行う認定機関の欧州組織)とEAC(欧州認証機関認定協力機構:品質システムを認証機関を対象とした欧州認定機関)が1997年に合同しEAとなる。
CAC-MAS-Q
計量認定、品質における中央アジア協力機構。現在は運営停止。
国際単位系(SI)
メートル系の単位系を基本として、それを改良し1960年の国際度量衡総会で決議された単位系。SIでは7つ(時間:s 長さ:m 質量:kg 電流:A 熱力学温度:K 物質量:mol 光度:cd)の基本単位を組み合わせて組立単位の定義を行う。
ISO/IEC15189
ISO/IEC17025及びISO9001をベースとした「臨床検査室の品質と能力に関する特定要求事項」の事。
JCLA
日本化学試験所認定機構。平成22年9月30日付で、ISO/IEC17025に基づくISO認定事業を廃止。
不確かさ
計測値の信頼性を表すための尺度。GUM(計測における不確かさの表現ガイド)では、「測定の結果に附随した、合理的に測定量に結び付けられ得る値のばらつきを特徴づけるパラメータ」と定義。測定値からどの程度のばらつきの範囲内に「真の値」があるかを示す、測定結果の信頼性の指標。
ISO/IEC17011
認証機関を認定する認定機関用の国際規格。ここでは認証機関では無くISO17025を認定する機関に適用。
トレーサビリティ
通常のトレーサビリティとは、素材から加工、製品、流通をへて顧客の手元に届けられる時系列的な経緯を管理する意味合いで使われるが、計量におけるトレーサビリティでは、現場の測定器が(あるいは測定結果)が順次上位標準により校正され、不確かさを伴った形で信頼性を保証する垂直方向への追跡の意味でつかわれる。
繰り返し性(Repeatability)
同一の測定条件下で行われた、同一の測定量の繰返し測定結果の間の一致の程度。
再現性(Reproducibility)
測定条件を変更して行われた、同一の測定量の測定結果の間の一致の程度。
メートル法
18世紀末のフランスにおいて、世界で共通に使える統一された単位制度の確立を目指し長さの単位であるメートルを基準として制定された単位系。
ISO/IEC Guide25
ISO/IEC17025の前身の規格。
NATA
オーストラリア国立試験認可者協会(National Association of Testing Authorities )の略。1947年に発足し、世界で最も歴史のある非営利の試験所認定機関。NATAが運用している制度が→Guide25→ISO/IEC17025となる。
適合性評価
標準、規格、規程を製品やサービスやプロセスが満たしているかどうかを確認する行為。
WTO/TBT協定
WTO加盟国に適用される「貿易の技術的障害に関する協定」の事。工業製品等の各国の規格、及び規格への適合性評価手続きが貿易障害とならないよう、国際規格を尊重して用いる義務を負う事を規程し、規制排除による経済の自由な活性化を進めることを基本命題としている。
技能試験
ISO 17025に 基づく校正機関の技術的能力を証明する試験。測定された結果の信頼性を確認するため、同じサンプル・測定仲介器について、複数の試験所等において試験・測定を実施し、試験所間の能力の比較を行いその結果を客観的に評価する。
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