ISOコンサルタント:トップ > その他規格導入支援コンサルティング > ハラール(ハラル:HALAL)認証の流れ
ハラル(ハラール)認証は通常のISO認証活動と比較してプラスアルファの作業工数および費用が発生することが予想されます。ゆえに企業は「ハラル認証」を検討する場合、まずは「ハラル認証の必要性」を
企業戦略と照らし合わせて検証します。取得目的として企業の普遍的な目標である「売上向上」をあげるのであれば、「ムスリム格付けシステム」や「ムスリムフレンドリー調査」、「ムスリムの雇用」が効率よく達成できるかもしれません。ハラル認証を取得すれば絶対に売り上げが向上するという事はなく、ハラル市場に参入できるだけです。それを理解した上で「ハラル認証」を目指すのであれば、「ハラルレストラン認証」、「ハラルキッチン認証」を検討することになります。ハラル認証機関は複数存在し、それぞれにおいて審査における考え方や、協力度、信用度などは異なり、まずは審査会社を慎重に選定しその認証基準に基づき活動します。
(参考:日本ハラール教会)
【書類監査】
■会社概要 ■活動内容 ■登記正本コピー ■認証対象商品リストと企画書 ■原材料・製造元情報 ■清掃方法・清掃マニュアル ■ハラールマニュアル、ハラール化プラン ■梱包材料リストと規格書 ■ISO9001、HACCP、ISO22000他の認証コピー
【監査書類チェック項目】
■企業の住所、登記 ■ハラール化の希望商品 ■食品衛生、安全、品質がハラール基準に達しているか ■原材料、調味料、材料、梱包材に非ハラール品が含まれているかどうか。含まれている場合は代替が可能かどうか ■製造工程、方法からハラール化が可能かどうか(暫定) ■非ハラール品も取り扱う場合は、それと分離するだけでハラール化が可能かどうか(難易度など) ■宗教戦場が必要になるかどうか
【監査チェック項目】
■提出書類の内容に相違がないか ■非ハラール品の取り扱いがある場合、それらとハラール品が完全分離できるかどうか ■原料受け入れ場所から製品発送までの全工程を確認 ■ハラール専用ラインなどの設置状況 ■ゴミ処理施設、廃棄物などの対処方法
【MS1500:2009の範囲】
■ ハラル食品(栄養補助食品を含む)の準備及び取扱いに関する食品産業向けの実用指針
■ ハラル食品の製品及びマレーシアにおける食品取引または食品事業に関する基本的要求事項
【MS1500:2009の概要及び一部規格】
■ イスラムにおける食品の安全性を保持するために認証制度を規定
■ 宗教的な安全基準(ハラール食品の定義)、食品の安全基準、施設などの安全基準を規定
2.7 定義:施設
食品の準備、食肉処理、加工、取扱、包装、貯蔵、流通、販売に関して使用される建物。またはその他の構造物、建物、またはその他の構造物が位置する土地、隣接する土地。
3.要求事項
3.1 経営者の責任
3.2 施設
3.3 装置、器具、機械、加工用補助機
3.4 衛生、公衆衛生、食品安全
3.5 ハラール食品加工
3.6 ハラール食品貯蔵、輸送、陳列、販売、提供
3.7 包装、ラベル付け、広告
3.8 法的要件
ハラール認証は業種や組織の現状により、認証までの活動期間、費用はは大きく異なります。ハラール認証をお考えの組織はまずはお気軽にご連絡ください。お客様のニーズを反映したコンサルティングプログラムのご提案をさせて頂きます。またハラル認証はハードルが高いというお考えをお持ちの企業様は「ムスリムフレンドリー」のご検討をお勧めします。
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