ISOコンサルタント:トップ > その他規格導入支援コンサルティング > ムスリムフレンドリー
大きなビジネスチャンスをもたらすハラル市場ですが、設備改良や管理、人的資源の確保、コストなどハラル認証を目指す場合そのハードルはかなり高くなります。しかし、ハラル市場へ参入する為には必ず「ハラル認証」が必要かというとそうではありません。ムスリムフレンドリーとは、ハラル認証までは負担が大きく大きな必要性は感じないがハラル市場には参入したい、という企業に最適なツールとなります。ムスリムフレンドリーはハラル認証と違い企業が自発的にイスラム教徒の要求を理解し、各々の施設が提供可能且つ適切なサービスでおもてなしをすることです。例えばレストランや理容院等では、ハラル認証を取得していないことを明確にしたうえで自社のホームページやパンフレットでハラルサービス対応レベルを正しく発信し、利用においては、利用する側のイスラム教徒自身の判断にゆだねるという事になります。
ハラル認証 |
ムスリムフレンドリー |
|
規格 |
ISO9001&HACCP&MS15001参照 |
無し |
設備 |
規格及び専用設備 |
無し、任意 |
費用 |
設備費用、仕入れなどの見直し、コンサル、審査 |
任意 |
認証 |
必要 |
不要 |
ハラル認証は「国際的な権威のもとにハラルを保証します!」という宣言(しかし、ムスリムにとって差があるためそれが本当にハラルかは保証できない)、ムスリムフレンドリーは「ハラルを理解したうえでの自主的なおもてなし」という事になります。
※ ムスリムフレンドリーとは「ムスリムが利用しやすい」「ムスリムにとって友好的である」という意味の造語です。
■ コスト負担(認証費用、設備費用、人件費など)が軽減、どの様な商売でも実行しやすい
■ 認証に伴う工数が削減
■ 運用が比較的楽(自発的)
■ 自主的な活動のためハラルの保証をしなくてもよい(利用する側の責任で利用)
■ ハラル市場に比較的容易に参入できる
■ 他社と差別化できる
■ ムスリムの情報共有は非常に活発で、口コミとしてすぐにシェアされ顧客増につながる
■ 様々なリスクが少ない
■ 信仰の深さによるリスクを分散できる(ハラル認証NG(ローカルハラル)でもムスリムフレンドリーでOKな場合もあり)
【レストラン】
○ ハラルメニューを別に作成し、ハラルな材料や調味料、原産地を表示
○ 厨房の写真や調理方法を紹介
○ 一般席とテーブルを隔離し、アルコール、喫煙禁止
【理容院】
○ シャンプーやリンスの成分表示
○ 器具の洗浄方法紹介(ハラルな洗浄)
○ 一般客と分離する
【運送】
○ 運送方法の紹介(ハラル専用車やハラルでない物との分離)
○ 保管場所の紹介
○ 社員研修(ハラル)の様子の紹介
【旅館、ホテル】
○ 水場、礼拝マット、礼拝時刻表、キブラ等を示した礼拝室の設置
○ ハラルメニューを別に作成し、ハラルな材料や調味料、原産地を表示
○ 社員研修(ハラル)の様子の紹介
○ ハラル担当者をつけ接客する
ムスリムフレンドリーをお考えの組織はまずはお気軽にご連絡ください。お客様のニーズを反映したコンサルティングプログラムのご提案をさせて頂きます。
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