ISOコンサルタント:トップ > ISO14001取得支援 > 建設業におけるISO14001認証取得のコツ
国内で、ISO9001に続き取得されたISOがISO14001です。ISO14001もISO9001と同様に、国土交通省が認証取得を経営事項審査の加点対象とした事で、建設業を中心に爆発的な広がりを見せますが、しかし、ISO9001と違い、環境保全を前面に出した規格故に、「会社の利益に貢献しない」と判断され、ISO9001の半数の企業でしか取得されていません。また、「ISO9001の認証、維持だけでも大変で更に大変な思いはしたくない」という事で敬遠された事もISO9001の半分しか取得されない原因の一つです。当時は、ISO9001と同じで、規格の解釈にもブレがあり、大変な作業が発生し、企業においてのメリットは「入札条件」をクリアしている事でした。しかし、ISO14001は「省エネ、コストダウン」の仕組み作りであり、コストダウン、利益改善に即効性のある規格という事を理解して頂ければ、企業に大きなメリットをもたらす規格となります。
1、企業側の原因
規格要求事項を良く理解しないまま、不必要な(効果的でない)文書、ルールを作っている。
自らの業務と関連付けが曖昧で、ISO14001運用の必要性の自覚が無く、運用・改善が進まない。
同業他社の文書を雛型として丸写しした為、レビューされていない。(現状分析がされていない。十分でない)
トップマネジメントの関与が薄く、社内浸透ができていない。
社員にコストダウンの意識が欠如している。(EMSの教育不足)
仕組み構築の段階から、規格認証ありきで「コストダウン」の仕組み構築を意識していない。
2、コンサル会社の責任
省エネ、コストダウンを再前提で考えることなく、スピード重視で、認証取得を最大の目標として指導した。
専門性が欠如しており、コストダウンできる部分の指導が十分でない。(紙、水、電気が多い)
コンサルタントが企業に対して、非常に難しい規格と認識させ、難しい文書、実行できないルールを作ってしまった。
3、審査会社の責任
逐条審査(ただ単純に, ISO14001の条項ごとに要求事項を満.たしているかを判定する審査)が多く、経営体に応じた、省エネ、 コストダウンの仕組みにつながる有効性のある審査を実施していない。
審査経験の不足から、適切な指摘、不適合が出せていない。(どうでもいいような細かい指摘が多い)
既存の書類を使い、新たに書類はつくらない。
経営者の積極的な参加を促す。
規格要求事項の文言にこだわらない。
常に、省エネ、コストダウンを考えルール化する。
なぜ、ISO14001の認証取得が必要なのか全社員に理解させ、活動の重要性を理解させる。
ISO14001を難しく考えない。
ISO14001を取得した後の事を考えて仕組みを構築する。(ビジネスチャンス、効果、目標などを明確にする)
審査費用が安く、信頼でき、自分たちのニーズを理解してくれる審査会社と付き合う。
長い付き合いのできるコンサル会社の指導を受ける。(認証取得で終わりではない)
環境影響評価の手順を理解せず、建設業独特の環境側面が特定できていない。
環境関連法規制の内容理解が甘い事による、法令違反スレスレで仕事をしている。
忙しい、またはやり方が解らないという理由で、適切な教育ができていない。
出来ない仕組みを構築し、全社員で活動できていない。
ISO14001の活動と、通常業務を分けて考えている。
毎年の「環境目標設定時」に頭を悩ます。
合同コンサルティングを受ける。
審査会社は最低3社以上から見積もりを取る。
省エネ、コストダウンを社内で検討する仕組みをつくる 。(最重要)
スリープロサポートはISO14001の失敗要因を完全排除し、現状分析を十分に行い、企業の省エネ、コストダウンに寄与し、継続して改善しやすいISO14001マネジメントシステムの認証取得をサポートします。真剣にEMSに取り組みたいお客様は是非ご相談ください。貴社に最低なご提案をさせていただきます。
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