ISOコンサルタント:トップ >IATF16949取得支援 > APQP:先行製品品質計画
IATF16949は製品実現(一連の製造プロセス)を達成する手段として、先行製品品質計画(APQP)またはプロジェクトマネジメントを用いる事を要求しています。 APQPはIATF16949ベースのQMSを構築する上で非常に重要なプロセスであり、十分に理解する事が重要です。また、APQPは「新製品品質計画」とも呼ばれ、新製品に関する品質計画の指針を示すものとなります。APQPは新製品開発を5つのフェーズに分類し、顧客に納入する製品における不適合の予防、無駄の低減及びそれらを実現する仕組みの継続的改善を後押しします。APQPは、部門横断チームによって進められます。部門横断チームはそれぞれ5つのフェーズに関連する要員で構成され、必要に応じて顧客や供給者も含めるよう工夫し、潜在的故障モードの想定、妥当性確認などを実施し、市場クレームなどを減少させていく事を最重要視し活動します。
APQP実施の準備として部門横断的なAPQPチームを結成しましょう。メンバーは設計、開発、製造、技術、品質及び他の要員を選出し、必要に応じて顧客や供給者も含めましょう。次にチームリーダーを選出し、対象範囲及びスケジュールを策定します。
また、それぞれのフェーズでのアウトプットは、次のフェーズのインプットとなります。
インプット
■対象範囲の明確化(顧客、製品) ■顧客要求 ■市場調査 ■事業計画書 ■社内品質保証に関するデータ ■製品と工程のベンチマークデータ(他社競合品) ■製品と工程の条件 ■製品信頼性調査
アウトプット
■APQPスケジュール ■顧客要求事項 ■製品の機能・性能・品質・信頼性の到達目標 ■材料、部品リスト
■適用予定工程フローチャート ■特殊特性計画(製品、製造工程) ■新製品品質計画書(APQP計画書)
インプット
■顧客要求事項 ■製品の機能・性能・品質・信頼性の到達目標 ■材料、部品リスト
■適用予定工程フローチャート ■特殊特性計画(製品、製造工程) ■新製品品質計画書(APQP計画書)
アウトプット
■設計FMEA
■製造及び組立設計
■設計検証及び審査結果 ■製品及び材料仕様書 ■図面 ■新治工具、新設備・施設に関する条件 ■製品、工程(プロセス)の特殊特性
■試作コントロールプラン
■検査、測定、テスト装置に関する条件
■製品実現の可能性検討結果
インプット
■設計FMEA
■製造及び組立設計
■設計検証及び審査結果 ■製品及び材料仕様書 ■図面 ■新治工具、新設備・施設に関する条件 ■製品、工程(プロセス)の特殊特性
■試作コントロールプラン
■検査、測定、テスト装置に関する条件
■製品実現の可能性検討結果
アウトプット
■製品、工程品質システム確認
■特性マトリクス
■製造工程プロセスフロー図 ■製造工程レイアウト図 ■工程FMEA
■量産試作コントロールプラン ■作業、工程指示書 ■測定システム解析(MSA)計画書 ■工程能力(Cpk)調査・分析計画書 ■パッケージ仕様書
インプット
■製品、工程品質システム確認
■特性マトリクス
■製造工程プロセスフロー図 ■製造工程レイアウト図 ■工程FMEA
■量産試作コントロールプラン ■作業、工程指示書 ■測定システム解析(MSA)計画書 ■工程能力(Cpk)調査・分析計画書 ■パッケージ仕様書
アウトプット
■量産コントロールプラン ■測定システム解析(MSA)結果 ■製品特性評価結果 ■工程能力(Cpk)調査結果
■量産試作妥当性確認試験結果 ■パッケージ評価結果 ■部品提出(出荷)保証書(PSW) ■顧客の製造部品承認(PPAP) ■新製品品質計画(APQP)書
インプット
■量産コントロールプラン ■測定システム解析(MSA)結果 ■製品特性評価結果 ■工程能力(Cpk)調査結果
■量産試作妥当性確認試験結果 ■パッケージ評価結果 ■部品提出(出荷)保証書(PSW) ■顧客の製造部品承認(PPAP) ■新製品品質計画(APQP)書
アウトプット
■顧客満足度維持・改善 ■製造工程変動の減少 ■供給者パフォーマンスの改善 ■納期・配送・サービス改善
スリープロサポートは各コアツール(APQP、MSA、FMEA、SPC、PPAP)の単独のセミナーの開催や、IATF16949内部監査員養成セミナーだけのコンサルティングリクエストも可能です。どのようなコンサルティングの実施を望むのかお気軽にご相談ください。
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