ISOコンサルタント:トップ > ISO45001取得支援 > ISO45001とOHSAS18001
ISO45001は、世界初の労働安全衛生の国際規格で、2018年3月12日に発行されました。このISO45001の要求事項は、他のISO規格との共通化(付属書SL)を図るために章構造を1~10で構成されています。この共通化でもわかりますように、今回のISO45001発行においてはISO45001規格要求事項と通常実務の融合が一つの大きなテーマとなっています。実務中に無理なく活動できるような仕組みにしよう、という事です。OHSAS18001との関係において、規格要求事項の対比は以下で確認すれば解りますが、ISO45001はOHSAS18001を包含していますが、逆はそうではありません。ですので、OHSAS18001を認証している組織はISO45001に変更する際には新たな活動が発生します。また、ISO45001の発行により、OHSAS 18001を認証している組織は、2021年3月11日までにISO 45001への移行を完了する必要があります。
ISO45001:2018 |
OHSAS18001:2007 |
4.1 組織及びその状況の理解 |
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4.2 働く人及びその他の利害関係者のニーズ及び期待の理解 |
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4.3 労働安全衛生マネジメントシステムの適用範囲の決定 |
4.1 一般要求事項
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4.4 労働安全衛生マネジメントシステム |
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5.1 リーダーシップ及びコミットメント |
4.4.1 資源、役割、実行責任、説明責任及び権限 |
5.2 労働安全衛生方針 |
4.2 労働安全衛生方針(OH&S方針) |
5.3 組織の役割,責任及び権限 |
4.4.1 資源、役割、実行責任、説明責任及び権限
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6.1 リスク及び機会への取組み |
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6.1.2 危険源の特定並びにリスク及び機会の評価 |
4.3.1 危険源特定、リスクアセスメント及び管理策の決定 |
6.1.3 法的要求事項及びその他の要求事項の決定 |
4.3.2 法的及びその他の要求事項 |
6.1.4 取組の計画策定 |
4.3.3 目的、目標及び実施計画 |
6.2 労働安全衛生目標及びそれを達成するための計画策定 |
4.3.3 目的、目標及び実施計画 |
6.2.1 労働安全衛生目標 |
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6.2.2 労働安全衛生目標を達成するための取組の計画策定 |
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7.1 資源 |
4.4.1 資源、役割、実行責任、説明責任及び権限 |
7.2 力量 |
4.4.2 力量、教育訓練及び自覚 |
7.3 認識 |
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7.4 コミュニケーション |
4.4.3 コミュニケーション |
7.4.2 内部コミュニケーション |
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7.4.3 外部コミュニケーション |
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7.5 文書化した情報 |
4.4.4 文書類 |
7.5.2 作成及び更新 |
4.4.5 文書管理 |
7.5.3 文書化した情報の管理 |
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8.1 運用の計画及び管理 |
4.4.6 運用管理 |
8.2 緊急事態への準備及び対応 |
4.4.7 緊急事態への準備及び対応 |
9.1 監視,測定,分析及び評価 |
4.5.1 パフォーマンスの監視及び測定 |
9.1.2 順守評価 |
4.5.2 順守評価 |
9.2 内部監査 |
4.5.5 内部監査 |
9.2.2 内部監査プログラム |
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9.3 マネジメントレビュー |
4.6 マネジメントレビュー |
10.2 インシデント、不適合及び是正処置 |
4.5.3 発生事象調査、不適合並びに是正処置及び予防処置
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10.3 継続的改善 |
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ISO45001の発行を受け、OHSMS18001の認証を取得している組織はOHSMSの認証を維持する場合、ISO45001へのアップグレード認証を行う必要があります。
移行方針については「審査機関」で若干の違いがありますので審査機関へ確認します。ただし、既存の認証機関がOHSAS18001は審査できるがISO45001の審査はできない場合がありますので確認が必要です。以下が、一般的なISO45001移行審査スケジュールになります。
【ISO45001移行審査モデル】
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