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月刊アイソス番外編(ISO専門誌)抜粋 (2010/8/6)
日経の広告営業担当で、なかなかおもしろい話をする男がいた。彼と
「どんな雑誌記事がウケるか?」について話し合ったことがある。彼が
言うには、「悪い状況の時は『もっと悪くなります!』という記事が、
良い状況の時は『もっと良くなります!』という記事がウケます」との
こと。実に無責任な記事だが、一面当たっているところもある。
このロジックでいくと、今は認証件数が下降している「悪い状況」だと
仮定すれば、アイソスの特集は次のような縁起の悪そうなタイトルを付
けたほうがよいことになる。
『歯止めがかからない登録減 失墜するISO認証!』
『審査機関淘汰時代 あなたの機関は大丈夫?』
あるいは、本当にやる気がある組織だけが、良い審査機関を選定しつつ
認証継続をするようになる「良い状況」だと仮定すれば、アイソスの特
集は次のような、やたら元気が出るタイトルを付けたほうがよいことに
なる。
『認証を続けているあなただけが勝ち残る!』
『顧客囲い込み作戦開始! ますます良くなる審査サービス』
ただ、どっちつかずはダメだ。「確かに悪い状況ではあるけど、こんな
いい面もあるよ!」的な優柔不断な態度はインパクトに欠ける。特集タ
イトルで言えば、次のような感じだ。
『つらくてもメリット大きいISO認証』
『されど社会貢献度は高い審査員職』
なので、「悪い状況」と見るか「良い状況」と見るかの二者択一になる
が、この世界を長年見て来ている人にとっては、「悪い状況」について
の議論は、もう飽きているのではないか。今の状況の良い面を見て、そ
れをさらに増幅させる道を探すしかあるまい。(中尾優作)
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