ISOコンサルタント:トップ > ISO野取得のコツは
企業のISO担当者や経営者は、短期間で工数をかけず、安価で認証を取得したいというのが本音だと思います。しかし、色々な人の話を聞いたりすると、長期間活動し、大変な作業が発生し、非常にお金がかかった、と耳にする機会が多いかもしれません。そのような方はISOを特別なものだと思っていませんでしょうか?非常にハイレベルな規格だと思っていないでしょうか?ISOは経営の仕組み造りです。企業は現在、存続し活動していますからその様な仕組みはあるはずです。その仕組みを見直すことがISOのマネジメントシステムです。ISOの取得において最大のコツは、自社の現状を認識し、決して無理をせず、現在の仕組みを改善していこうという意識を持つことです。例えばISO9001の規格要求事項は136項目ありますが、ほとんどの企業が70%程は要求事項をクリアしています。ISOを取得するからといって、1から今あるルールを複雑に細かく規程していく必要はありません。残りの30%を新しく活動できる範囲でルール化していけば認証取得は出来るわけです。そうすれば、短期間で、設備投資もなく、安価で企業の根幹となるマネジメントシステムを構築することが可能になります。 ISOの規格に惑わされないようにしましょう。
経営者の積極的な関与を促す
全社員で取り組む(ルールを作る)
審査会社は慎重に選ぶ 審査登録機関の選び方
記録等の帳票は工夫、簡素化を考える
(チェックシート、メモ等)
紙ベースの管理書類を極力なくし、電子データで管理する
理想的な仕組みでも「現時点で出来ない」と思う事はルール化しない
最初は無理をせず「出来る事から」ルール化していく
社員が理解しやすいような、易しいマニュアルを作る
当然、「成功」する企業もあるわけですから「失敗」する企業もあります。ISO9001が国内で導入され始めたころは、大変な作業を強いられました。ある大手企業は「東大卒」を中心に、10名ほどのプロジェクトチームを作り、2年かけてISO9001を認証しました。しかし、認証はしたものの、ほとんど有効的に機能せず、通常の会社のルールとISO9001のルールを完全に2分してとらえ、ダブルスタンダードな活動を強いられます。プロジェクトチームがそのままISO管理室という部署に配属され、ISO9001を管理する為の仕事に従事するという具合です。膨大な資料と莫大な記録が発生し、資料倉庫も新しく作ったくらいですから相当な労力が必要だったと思います。
その様な企業などからTPSは、マネジメント再構築の依頼を受ける事が多々あります。その様な企業に色々と話をお聞きしたり、現状分析の中で確認したりすると、その様な仕組みを作ってしまった原因として、共通して以下の様な要因が多くみられます。ISOマネジメントを構築する際には十分注意しましょう。
規格を難しく解釈している(先入観:国際規格、世界標準という言葉に惑わされている)
指導を受けたコンサルタントから「こうしなければ認証取得できない」と言われたから、仕方なく従った
大変面倒な細かなルールを作ってしまい、直したくても、一部を直すと全体を修正しなければならず、面倒だからほっといた
マニュアルの内容はプロジェクトチームしかわからない(社長も現場社員もあまり理解していない)
良い審査員から審査を受けていない。(審査時、指摘が細かく、うっかりミスなどを多く指摘された)
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