IS014001コンサルタント｜ISO9001,ISO14001認証取得
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　ISO14001認証取得のメリット

　ISO14001取得の最大のメリットは、「大幅なコストダウン」に寄与するということです。また「自社の環境保全活動において国内外から認められることにより企業イメージを向上させる」というメリットも生まれます。企業による目的目標の設定次第ですが、真剣にEMSの活動に取り組む事で、下記のように、様々な効果が導き出されます。

■　自社のイメージアップを計れる
■　省エネ、コストダウンに寄与する
■　他社との差別化、入札条件クリア、及び受注額アップ
■　業務の標準化、効率化

　実例 1　商社

【環境目標】
　営業車の排出ガスの低減。エコ商品の販売。
【活動内容】
　全車にETCを搭載。
　また、社内のルールとして「高速道路利用の際、割引の適用を受ける時間帯を優先」という項目を設ける。

　【結果】
　高速料金の節約、及び、夕方の高速料金所が混雑する時間帯をスムーズに通過することにより、残業費や残業光熱費等の大幅な節約を実現。また自治体に新規納入開始。

　実例 2　ビル清掃業

【環境目標】
　清掃剤に環境負荷の少ない洗剤を使用。
【活動内容】
　仕入れ業者と洗浄剤の再検討をする事により、環境負荷の低い、低コストの商品を調達。また洗浄に必要な1平方メートル当りの洗浄剤使用量を測定し、的確な使用料を割り出し、作業指示書を作成。現場作業員に徹底させる。

　【結果】
　材料費の節約、人件費の大幅な節約。廃棄物処理のコストダウンも計れた。またマニュ　アルを作成した事により、人による作業ムラが無くなり、清掃レベルの均一化が計れた。

　実例 3　金属加工会社

【環境目標】
　産業廃棄物の低減。
【活動内容】
　年間１トン使用していた梱包緩衝材発砲スチロールの代替品として包装用ダンボールを短冊状に切断して使用。
　また、省エネルギー対策として、冷暖房温度の適正化と運転時間帯の再検討、節電パトロール等を実施。

　【結果】
　発泡スチロールの全廃、省エネ対策では年間12000キロワット（約３％）の節電ができ、認証取得費用を1年間で回収。

　EMSの活動は結構単純で、「なんだ、こんな事か」と思われがちですが、頭では理解していても、なかなか行動にはうつせず、企業にとっては様々な無駄が発生したままの状態になっているのが現状です。また、上のようなコストダウンに気づかない場合も多々あります。
　EMSを構築し、ISO14001を認証取得することで、環境保全活動をマネジメントシステム化し、監査を徹底することでコストダウンをより意識し、それに付随して様々な効果が期待できます。定期監査を受け自社の弱みを認識し、目標管理を数字で評価し、継続的改善を図ることにより、社員の意識が向上し、無駄を利益に変えていく効果が見込めます。